借金300万円抱えたニートが飛躍した『引き寄せの法則』とは?

ぼくが『引き寄せの法則』と出会ったのは17歳のときでした。

曰く──

  • 目標を紙に書くと願望が達成する。
  • 寝る前にステキな未来をイメージすると実現する。
  • 強く信じれば、欲しいモノが向こうからやってくる。

──これはすごい!

と思い、引き寄せの法則を使って、憧れていた女の子に告白することに。

  • ○○さんと付き合える……と紙に書きました。
  • 2人でネズミーランドに行っているところをイメージしながら寝ました。
  • とにかく『両思いになれる』と強く強く信じました。

そうして、引き寄せの法則を知ってから一週間後、その子にラブレターを渡します。

その結果──フラれるどころか、気持ち悪がられました(゚Д゚)

 

 

「ハハハ……そりゃあ、そんな夢みたいな話があるはずないか……」

失意の中にも、そんな冷めた気持ちがありました。

しかし。

最初っから手痛い失敗をしたというのに、どういうわけか、『引き寄せの法則』がささやく誘惑には逆らえません。

その後、様々な手法を学びました。潜在意識・成功哲学・宝地図・ヨガ・スピリチュアル……などなど。

自己啓発関連の書籍はゆうに1000冊を読破し、お金の続く限り様々なセミナーや講演会に通いました。

その結果──

 

  • 大学受験は、失敗しました(そりゃ、自己啓発書ばかり読んでればね)
  • 一浪して入った大学は、留年のあげく中退しました(この頃はもう相当ヤサグレてまして)
  • 当然、就職なんて夢のまた夢ですからバイトに精を出していましたが……肉体労働しすぎて体壊しました(たぶん頭も壊れてました)
  • 死にたい気分で実家に出戻ると、いっさいの気力がなくなってニートになりました。

 

つまり、引き寄せの法則はじめ様々な自己啓発を実践した結果──ニートになりました。

 

極めつけは、ニートの最中「このお先真っ暗な人生なんとかならないものか」とネットで探していると……いま思えば、どこをどうひっくり返せばそうなるのか……自己啓発関連の商材を購入。

まぁアレですね、完全にビョーキだったんですね。

そんなわけで──自己啓発商品の代金、しめて300万円。

ニートの身分で300万円の借金を作りました。

 

さぁ大変です。返済期限が迫ってきます。

でも働いていないので貯金なんてありません。

ニートですから仕事もありません。

親からお金を借りようにも……こんな大失態をいうなんて最後のプライドが許しませんでした。

 

残された選択は、働くしかありません。

ぼくはやむを得ず日雇い労働に出ました。

実家から片道2時間もかけて現場へ。そして、ビラを配ったり、イベント会場で資材を搬入したり、ベルトコンベアーで流れてくるオロ○ミンCを1本1本じっくり見てます、そしてたまにラインを切り替えます──などなど。

職業に貴賎なしとはいえ、あまりにも惨めでした。

24歳にもなって何をやっているのか……泣けてきました。

でも、日雇い労働が終わり、渋谷駅・高架橋下のうらぶれた斡旋事務所に寄ると、毎日6,000円前後の現金が手渡されるわけです。実家暮らしでしたから、これを10回くらい繰り返せば、毎月の返済はなんとかなります。

そうして、ホッとした気持ちになって帰宅するのでした。

 

朝は憂鬱な気分で満員電車に揺られ、夜はホッとしながら満員電車に揺られる。

そんな日々を繰り返すうち、もうちょっと、なんとかマシな仕事に就けないものかと思います。もちろん、就職活動はしていましたが書類選考も通りません。

ぼくの目の前にある仕事は、日雇い労働だけでした。

なのでやむを得ず、日雇い労働を少しでも面白くする方法を考えるようになりました。

前向きになったわけではありません。

日雇い労働があまりにツラかったので、やむを得ずそんなふうに考え出したのです。

 

たとえばビラ配り。愛想良くして配るのと、嫌々配るのでは、受け取ってもらえる確率が段違いに違うことを発見しました。そのほかいろいろ工夫することで、受け取られ率はもっとアップしました。

そのことに気づいたぼくは、人知れずいろいろ工夫するようになります。斡旋事務所の人に「まじめに働け」と怒られたわけではありません。ビラをたくさん渡すと給料がアップするわけでもありません。

そんな些細な楽しみでも作らなければ、やってられなかったから始めたわけです。

皿洗いのバイトでは、タイムアタックで、いかに丁寧に早くやるかをゲーム感覚で取り組みました。

資材搬入なんて、昔、『倉庫番』なんてゲームがありましたからね。どうやって効率よく早く荷物を納めるか、労働ではなくゲームにすれば、なかなか面白いものです。

そんなこんなで、毎日の労働をできるだけゲーム感覚に、できるだけ面白くなる工夫を続けました。

 

そうしたら。

1ヶ月もしないうちに定職にありつけました。

そのときぼくは「をや?」と思います。

 

全然ダメだった就職活動だというのに、突然、採用されたのです。

しかも、憧れていたIT業界。(今でこそブラックなイメージがついてますが(^^;、当時、IT業界は憧れの業種だったんです)

絶対に無理だろうと思っていた業界だったのに、バイト採用ではありましたが、何がどう転んだのかわからないけれど採用された。

そのときぼくは「ああ。引き寄せの法則ってこういうことかも……」と思いました。

本来、理屈で考えればこうなるはずです。ビラ配りに真摯に取り組んだ結果、そこの社長に認められて正社員になる──なんてふうに。

しかし実際には、まったく説明のつかない、ぜんぜん関連性のないIT業界に就職できた。

いくらビラ配りが上手くなっても、IT業界では使えません(^^;

そもそも面接官は、ぼくがビラ配りに精を出していたこともしりません。

それなのに、いままで面接にも呼ばれなかった就職活動がこんな形で花開くとは。

事実は小説より奇なりとはこのことです。

 

そこから、不思議なことが立て続けに起こります。

 

 

ぼくの入ったIT企業は、ECサイトを複数運営する会社でした。いわゆるECとはネット通販のことですね。

そこの雑用係としてバイト採用されたわけですが、どういうわけか「商品紹介を書いてほしい」と上司にいわれます。

ECサイトにおいて、商品紹介を書くのは花形業務。ぼくは一も二もなく引き受けました。

その商品は食材で、ぼくは食べたこともありませんでしたが、コピーライターにも憧れていましたので無我夢中で紹介文を書きました。

翌日、メルマガで配信され、サイトにも掲載されました。ECサイトは、紙媒体と違って、その文章の善し悪しが直ちに数字として分かります。

その結果──社内史上最高の売上に。

ビギナーズラックといえばそれまでです、が、あとで上司に聞いたら「いくらやっても売れない商品で、とにかく埋め合わせに誰でもいいから書いて欲しかった」というのです。時間ができたら後で書き直すつもりだった、と。

まったく売れない商品で、誰にも期待されていなかったから、手の空いていたぼくに白羽の矢が立ったのでしょうけれども、そんな商品が大ヒットするとは──ビギナーズラックでも説明がつきません。プロが書いても売れなかったわけですから。

ぼくに文才があった? いやいやいや。文才があったらビラ配りなんてしてませんて。

その後、ぼくは、雑用係からコピーライターに抜擢されます。数週間前まで、ビラを配っていた人間が、です。

 

不思議なことはまだまだ続きます。

そのIT企業が、より大きなIT企業に買収されました。そうすると、なんにもしていないのに給料が2.5倍に増えました。

さらに、ECのノウハウを社員に教える講師に起用されました。北は仙台から南は福岡まで、旅行感覚で出張すること度々になります。生まれて初めて沖縄にも行きました。海が驚きの美しさでした。

調子にのって独立すると、独立後まもなく、上場企業から仕事が舞い込みました。しかも4社も。うち一社は、東証一部上場企業で、テレビCMもたくさんやってて、誰もが知るような企業です。(ここで名前は出せませんが)

年収も、日雇い労働してたころから比べれば11倍に。まぁ、日雇い労働してたころの年収が哀れな感じだったのもありますが。

最終的には、この特異な経験を出版するにまで至ります。自費出版ではなく商業出版で。普通、30歳足らずの若造が自伝なんて商業出版できないのですが、どういうわけか3社もオファーがありました。

ちなみに、その書籍の中では触れなかったのが、この『引き寄せの法則』です。

その書籍のテーマではなかったのと、あまりに怪しいし、ウソくさかったので割愛しました。

 

いまでも、こんなことを書くと友人・知人・取引先から変な目で見られそうで、ちょっと怖いです。

でも、こういうことを書きたいなぁ……きっとこの考え方が必要な人はいるだろうなぁ……という思いがくすぶり続け、けっきょく、ブログ&ペンネームで公開することにしました。

ぼくと同じような境遇に陥っている人がいたとしたら、ぜひ読んで頂きたいです。

潜伏期間は約9年、お金にして440万円(うち300万円が借金)。この時間とお金のほとんどを、試行錯誤に費やしました。

皆さんには、これほどの時間とお金をかけてほしくないのです。

気づいてしまえば簡単ですから。

 

さて──前置きが想像を絶する長さになりまして。

にもかかわらず、ここまで読んで頂きありがとうございます(^^;

いよいよ本題です。

ぼくは、10代のころ、どうして引き寄せの法則を使えなかったのか?

そして20代半ばから、なぜ突然、いろんなモノ・コトが引き寄せられるようになったのか?

キモはたった一つ。

それは『感情』です。

 

17歳のころ、ドキドキしながらラブレターを渡したとき、ぼくはこう感じてました。「こんなご都合主義が本当に起こるのかな?」

つまり、疑惑で渦巻いていたわけです。

だから。

より『疑惑が渦巻く出来事』が起こったのです。その後も起こり続けたのです。

 

ぼくの人生の転換点となった、借金抱えての日雇い労働の日々。

そのとき、ぼくはあまりのツラさから、「なんとか楽しくしよう」と思います。

だから。

より『楽しくなる出来事』がどんどん引き寄せられるようになってきたのです。

 

目標を紙に書くと願望が達成する、わけではありません。

寝る前にステキな未来をイメージすると実現する、わけではありません。

強く信じれば、欲しいモノが向こうからやってくる、わけでもありません。

 

『引き寄せの法則』とは、『いまあなたが感じている気持ち』を、よりいっそう増幅させるための出来事を引き寄せるのです。

 

たとえばあなたが、いまさっき、仕事をイヤイヤやっていたとします。

そうすると、明日、もっと嫌な気持ちになる仕事がやってきます。

たとえばあなたが、これから、嫌な仕事の中から、なんとか面白みを見つけようとします。

そうすると、明日、ちょっと面白い仕事がやってきます。

 

目標を紙に書くことで、あなたの気持ちが高揚したり、良くなったりするのであれば、その目標は達成できると思います。

しかし紙に書かれた目標をみてげんなりするようでは、その目標は遠ざかります。

営業系会社が、壁に『前年比200%アップ!』とかよく貼りだしてますが、そんな脅迫文を見てヤル気がでる営業マンはいませんから、あんなものは逆効果なのです。

 

つまり、引き寄せの法則とは、思考ではなく、感情を引き寄せているのです。

『思考は現実化する』ではなく、『感情は現実化する』のです。

 

思考とは、感情を引き起こすための道具です。

300万円の借金を見て、

「無職の身で、300万円ものお金を借りてしまった」と考えることもできます。

「300万円なんて、車1台買った程度だ」と考えることもできます。

当然、後者の思考のほうが気持ちがラクになれます。

どうせ、返済のため働くのは一緒なのですから、ラクな気持ちで働いたほうがナンボかマシです。

つまり、気持ちは『考え方一つでいかにようにも変えられる』わけです。

ぼくが伝えたいことはこの1点──気持ちは考え方一つで変えられる──これに尽きます。

その考え方──こういう状況ではこう考えたらどうか?という創意工夫を、これからこのブログでお伝えしていこうと思っています。

 

引き寄せの法則とは、電気のようなものです。

部屋を暖めたり、涼しくしたりすることもできますが、使い方を誤れば感電してしまいます。

また「どうして電気は存在するのか?」と考える人はいません。

「電気なんて存在しない!」といって、電気を一切使わない生活もできなくはないです。様々な困難を極めるとは思いますが。

でも、目の前に便利な電気があるわけですから、コンセントにプラグを差し込んだ方がいいと思いませんか?

それに、引き寄せの法則なんてまやかしで、ぼくがでたらめを書いているだけだったとしても、前向きに思考を切り替えるすべは『百利あって一害なし』です。

 

そんなこんなで。

これからしばらくの間、このブログで『引き寄せの法則』と、欲しいモノ・コトを呼び寄せる『気持ちの切り替え方』をお話していこうと思います。

人気が出たら、また書籍にでもまとめられればなんて打算もありますが(^^;

 

ではでは。

引き寄せのまか不思議ワールド、始まり始まり〜。