プラス思考になる方法

前回は、自分を好きになるには瞑想をするとよいことをお話しました。

ですが、諸事情で瞑想をできない・したくない人もいるでしょう。

そこで今回は、別の方法を考えてみたいと思います。

自分を好きになるためには、何はさておき、プラス思考になることが大前提となってきます。

 

 

◆プラス思考はウソをつかないことが大切

プラス思考になるためには『自分自身にウソをつかない』ことが大切です。

たとえば全然モテない男子が、
オレはモテる……オレはモテる……オレはモテる……
と念じてみても、いっこうにモテるようにはなりません。

お金がないのに、
オレは金持ちだ……金持ちだ……金持ちだ……
と繰り返しても、お金持ちにはなれません。

どの言葉も、無意識が『ウソだ』と分かっているので腑に落ちないのです。

ではどうすればいいのか?

それは、自分に『酔える努力』をすることです。

 

◆『酔える努力』とは?

毎日毎晩寝そべってネトゲ三昧して「オレは金持ちになりつつある」と念じても、叶いそうにはありませんよね?

でも、毎日毎晩寝る前の1時間、金持ちになるための勉強をした上で「オレは金持ちになりつつある」と念じていれば、ネトゲ三昧よりは叶いそうな気がしませんか?

大切なのは『勉強している内容』なのではなく、『勉強している行為そのもの』です。

つまり『がんばっている自分自身の姿』が大切です。

もっといえば、
「オレは金持ちになりつつある。なぜならば、同僚が飲んでいるときにオレは勉強しているからだ」
という理由付けが必要であり、その理由に自己陶酔できるかが大切です。

 

本来、心底プラス思考になれば、努力しなくても金持ちになれるのでしょう。なぜなら、プラス思考がプラスの出来事を引き寄せてくれますので。

しかし問題なのは、“心の底から”プラス思考になれないこと、なのです。

プラス思考になれば金持ちになれる、でもプラス思考そのものになれない……これでは、プラス思考も引き寄せの法則も、机上の空論になってしまいます。

そこで必要なのが『努力』です。努力とは『ちょっとがんばる行動』のことを指します。

ネトゲ三昧も行動ですが、そこにがんばりはありませんので『努力』とはいえないわけです。

 

 

◆儲からない勉強をし続けた結果……

ぼくの例でお話しましょう。

ぼくはIT業界に入ってから、けっこう勉強したと思います。

駆け出しのころは、HTMLとCSSという言語が妙に面白くて、暇さえあれば喫茶店にいき、HTML辞典を隅から隅まで読むようなオタクでした。

ですが業界内での通説は『HTMLやCSSは簡単な言語なので勉強してもお金にならない』ということでした。

しかし、当時のぼくはそんなこと知りませんでしたので、気にもせず勉強し続け『勉強している自分』に酔い(^^;、気持ちよく勉強していました。

『世界のベストプラクティス』なんて翻訳本を読んで、それが理解できると、自分もトップクリエイターの仲間入りできたような気がしておもしろがっていたものです。

それなりに大変ではありましたが、スポーツのあとの爽快感とでもいいましょうか。人間、ある程度の負荷があった方が気持ちよく感じるようです。

その結果、どうなったか?

確かに、HTMLだけではそれほど高収入にはなりませんでした。(もっとも、それだけでも自立するくらいの収入にはなりましたが)

ですが“ひょんなこと”から、SEOの専門家と知り合うことになります。これはぼくが意図したわけではなく、まったくの偶然でした。ちなみにSEOとは、検索結果の順位をなるべく上げるテクニックのことです。

当時のSEOは、HTMLの精度が必要な時代でしたので(今は必要ないです)、HTMLを理論的かつエラーなく書ける、というスキルは大いに役立ちました。

当然、仕事が集中しましたから収入もウナギ登りになりました。勉強してきたことを思う存分発揮できて、ぼくも嬉しく感じました。

つまり、お金にはならなそうなHTMLの勉強でも、自分に酔いながら勉強した結果、SEOという付加価値が“引き寄せ”られ、収入アップになったわけです。

もし、ぼくがHTMLを勉強しているとき、「そんな言語はお金にならないから、別の言語やったほうがいいよ」といわれてしまったら……。そこで酔いが覚め、プラス思考は崩れていたかもしれません。

プラス思考がなくなるとSEOの専門家は引き寄せられなかったかもしれませんし、SEOの専門家に出会ってもその出会いは生かせなかったでしょう。

人生って摩訶不思議ですね。

 

だから重要なのは『努力そのものの内容』よりも『努力している自分に酔えるかどうか』なのです。

というか、自分自身は『重要だ』と思って努力しているわけですから、他人にとやかく言われる筋合いはないのです。

他人から見たら『努力の内容』が間違っていたとしても、『努力している自分』に酔って楽しく努力していれば、いい出来事を引き寄せるものです。

ネトゲ三昧でも、プロゲーマーになるため本気で『重要だ』と感じているのなら、その努力に酔うことができて、プラス思考になり、プラスの出来事を引き寄せるに違いありません。(本気で重要だ、と思えるのであれば、ですよ?)

 

人間、がんばっている他人は好きになるものです。ひたむきに野球に没頭している高校球児を嫌いになる人はそうそういません。

それは自分自身にもいえないでしょうか。

目標に向かって努力している自分だから、好きになれる。
自分を好きになればプラス思考になれる。
プラス思考になれば、プラスの出来事が引き寄せられる。
プラスの出来事を味わえば、もっと自分を好きになれ、もっと自分を好きになれれば──(以下略)

という好循環に入っていきます。

 

もちろん、必死に努力する必要はありません。

受験勉強のように、朝から晩まで寝る間も惜しんで努力する必要はありませんし、そんなことしたら体がついて行かず、気持ちが乗らなくなってしまいますからね。

ですが、プラス思考になろうと思ってもなかなかなれない人は、『プラス思考になるために』何かしらの努力を少しだけしてみてはいかがでしょうか?

成果を出すために努力をするわけではありません。繰り返しですが、プラス思考になるために努力をするのです。

成果を気にしなくていいいい努力って、意外と楽しいものですよ?

なぜなら成果は、努力中の感情に見合ったモノが引き寄せられるのですから。

ぜひ、努力に酔いしれてみてください。