ネガティブ思考は、受け入れれば改善する

ネガティブ思考を改善したい、常にポジティブで前向きに生きたい、と考える人は多いようです。

ですが、ちょっと立ち止まって考えてみましょう。

ネガティブ思考は、本当に悪者なのでしょうか?

不要な感情なのに、進化の過程でどうして残してしまったのでしょうか?

 

 

なぜ、ネガティブ思考になるのか?

結論から言えば、ネガティブ思考は、必要があったからこそ残っているのです。

というよりも、ネガティブ思考がなかったら、人類はここまで繁栄できなかったことでしょう。

 

人類がまだお猿さんだったのころ、もしも、みんながみんな楽天的で、明日の食べ物のことなど考えず、お気楽に生きていたらどうなったと思いますか?

考えるまでもなく、絶滅ですね。

「明日、飢えてしまうかもしれない……」と思うから、狩りに出かけ、食料を備蓄し、稲作をするようになったのです。

現代人で言えばこうです。「来月、カードの支払いが足りないかもしれない……」(^^;

遙か原始人から現代人に至るまで、人類は、まったく変わらない心配をしているわけです。

 

でもこのネガティブ思考がないと、カード支払いが足りないと不安にならないと、あっという間に自己破産です。しかるべき対処が出来ませんので。

人類は、先々の苦労を先取りできるからこそ、ここまで繁栄できたのですね。将来を想像して不安になれるからこそ、犬猫と違って知能が発達したのです。

つまり、ネガティブ思考こそ成長の原動力だったのです。

ネガティブ万歳!

 

──と、ネガティブ思考を賞賛してみても、いま現在の不安や心配は耐えがたいものでしょうから、その対処法もお伝えしていきましょう。

でも、ここで覚えておいてほしいのは「ネガティブ思考は悪者ではない。必要な感情である」ということです。

本当にまずい思考とは、
「ああ……今日もネガティブ思考になってしまった……明日、悪い出来事を引き寄せてしまう……」
などと、妙な後悔をしてしまうことですから。

ネガティブに考えるのは正常な反応なのだ、生きる上で当たり前のことなのだとを、よくよく覚えておいてください。

 

 

そもそもネガティブ思考はなくせない

それに、ネガティブ思考はなくせません。

ネガティブに考えられなくなったら、それは、あなたの成長が止まるということです。

年収200万円の頃は、なんでこんなに金がないんだ、とネガティブになります。
年収1000万円を超えると、今の生活を失いたくない、とネガティブになります。
恋人がいないと、どうして俺はモテないんだ、とネガティブになります。
恋人ができても、彼に気に入られているのかしら、とネガティブになります。

成長の源がネガティブ思考ということは、成長・成功・幸せを追い求める限り、ネガティブ思考はついて回るわけです。

ネガティブに考えるから成長できるわけです。

完治しない持病のように、上手に付き合っていくしかないのですね。

 

行動が伴うネガティブ思考は、より強力に引き寄せる

この、必要だけどやっかいなネガティブ思考と上手く対処する方法は、たった一つです。

行動することです。

引き寄せの法則は、ともすれば、考えているだけで幸運を引き寄せられる、と勘違いされがちです。いや、正確に言えばその理解は正しいのですが──

──あなたは本当に、考えているだけで心底ハッピーになれますか?

自宅に引きこもって、ベッドに寝そべりながら、「あ〜幸せ♪ 明日もお金が入ってくる〜」と本気で思えますか?

そりゃ、たまの休暇でしたら幸せでしょうけれども、もし、毎日毎晩そんな状況だとしたら?

それでも多幸感を感じるというのなら、お金は引き寄せられてくるでしょう。ですが普通、無理ですよね?

甘いものだって、しょっぱいものや辛いものと一緒に食べるから美味しいのです。ディナーコースが、前菜からメインディッシュまで全部スイーツだったら……そんなレストランは二度といかないでしょう(^^;

だから普通の感覚を持っているぼくたちは、行動と感情、両方を伴わせることによって、引き寄せ現象を起こします。

 

ネガティブ思考とは、その行動を起こすためのキッカケに過ぎないのです。

 

自分自身の気持ちをよくよく探ってみましょう。自問自答するわけです。

なぜいま、ネガティブになっているのか?

仕事が上手くいっていないからなのか、恋人が愛想ないからなのか、それとも、将来先々に漠然とした不安を感じているのか?

もし、将来に不安を感じているのだとしたら、その不安感を払拭できる行動をあれやこれやと起こしてみましょう。

ある人は、英会話の勉強を始めるかもしれません。
ある人は、副業を始めるかもしれません。
あるいは、逆玉狙って婚活をし始めたり。

本人が、そこに活路を見いだすならば行動はなんでもいいのです。

行動の善し悪し、正誤はあまり関係ないのです。

 

若かりし頃、ぼくは先輩らに散々こんなことを言われました。

「キミのプログラム言語は早々になくなるから、ActionScriptを学んだほうがいいよ」

でもぼくは、どうも気乗りしなかったのでその言語は勉強しませんでした。そしたらその数年後──ActionScriptという言語はほぼ死滅したのです。スマホの台頭によって。

行動の正誤なんて、先々何が起こるかなんて、専門家だって分からないのです。専門家が正確な予測をできるなら、日本経済はとっくに立ち直っています。

 

毎日楽しく行動していれば、例えその行動が間違っていたとしても、知らず知らずに軌道修正されるものなのです。

世の中、狙って上手くいっている人なんてほとんどいません。たまたま・偶然・幸運が溢れているのです。

そろそろ、たまたま・偶然・幸運にあなたが遭遇してもいいと思いませんか?

その原動力が、楽しく行動し続けること、なのです。

その起爆剤が、ネガティブ思考なのです。

 

行動を伴う引き寄せは、強力です。

「ああ、心配だ、心配だ。だから一刻も早くこのスキルを習得しよう」

と心配しながら行動したって構いません。その行動自体はとてもポジティブでしょう?

繰り返しですが、まずいのは、ネガティブ思考そのものを後悔して、何もしないことなのですから。

行動の起爆剤として、ネガティブ思考を大いに活用してください。

不安感があるから、人は成長できるのです。

 

受け入れるとは、行動すること

ネガティブ思考を受け入れるとは、つまり行動を起こす、ということです。

ネガティブ思考の原因をちゃんと見て、目をそらさず、それに立ち向かう姿。それが受け入れるということです。

そして不思議なことに、行動すればするほど、ネガティブ思考は消えていきます。じうじ悩む時間がなくなりますし、じたばたしていると気が紛れるものです。

そして何よりも、困難に立ち向かう自分の姿は、なかなかどうしてカッコイイですから。

あたかも、ハードなトレーニングをするスポーツ選手のような感じです。

そんな前向きでカッコイイ自分には、ネガティブ思考は抱きようがないのですね。がんばっている自分が好きになれます。

 

行動が伴うネガティブ思考は、一転して前向きな思考になります。この前向きな姿勢が、明日のよい出来事を引き寄せるのです。

ネガティブ思考に陥ったときは、何でもいいから、ぜひ行動を起こしてみましょう。

気分が晴れること請け合いですよ。