プラス思考をしているのに、どうして上手くいかないのか?

皆さん、明けましておめでとうございます。

このブログも、気づけば早1年が経過しておりました。

お陰様で、今年早々には、引き寄せ本が出版されることになりまして、このブログ最初のエントリーで「人気が出たら、また書籍にでもまとめられれば」などと書いていたら、本当にそんな機会を引き寄せました。

これもひとえに皆さんのおかげです。ご一読ありがとうございます。

今回は、時間等々の関係で、ぼくは直接執筆しておりませんが、引き寄せ体験のネタを提供させて頂きました。発売日など詳細決まりましたらまたお知らせしますね。

──と宣伝はこれくらいにして、今年最初のお題を始めましょう。

『プラス思考をしているのに、どうして上手くいかないのか?』です。

 

 

この正月は、実家に帰っておりまして、その折、母親がぽつりとこんなコトを言いました。

「おじちゃんのコンビニがまずいらしいのよ」

叔父は、とある田舎でコンビニをやっておりまして、そこの経営がとても苦しくなってしまったとのこと。

なんでも、コンビニ本部の合併により、様々な条件が変わってしまい、営業すればするほど赤字がでてしまうそうです。やめるにしても違約金を払わねばならないということで、最悪、裁判沙汰も辞さないとのこと。

いやはや……新年早々暗い話題ですみません。

 

ぼくは、社会人としてのキャリアは、まだ叔父の半分もありませんけれども、最初っから、コンビニのフランチャイジー(加盟店)には大反対でした。

終始一貫して「コンビニは、よほど好立地でない限り、絶対に上手くいかない」と言っていました。そして叔父が出店している場所は、お世辞にも好立地とは言えませんでした。

それでも最初は、田舎にとってコンビニは珍しい存在でしたから好調だったようです。

でも好調とみるやいなや、すぐ近所にライバル店が出店し売上が激減。やむを得ず、叔父のコンビニは別場所に移転。最初の出店費用に加えてこの移転費用で、あっという間に数千万円の借金です。

それでも、これまでなんとかかんとか営業していたようですが、つまり田舎の実家暮らしだからトントンに出来ていたのに、今回の契約条件変更で、にっちもさっちもいかなくなったようです。

叔父は、ぼくが学生だったころから「作家になるのは無理だ、あきらめろ、堅実な仕事を目指せ」と言っていたのにこの体たらく──別にぼくは叔父を嫌っているわけではありませんし、むしろ好いているのですけれども、だからこそ怒るとか見返すとかというよりも、情けないやら悲しいやらって感じです。

そもそも、今のニッポンに堅実な仕事なんてあるんですかね?

 

 

閑話休題。

このブログは引き寄せブログでビジネスブログではありませんから、なぜコンビニのフランチャイジーがダメなのかは多く語りませんが、端的に言えば、ようは、ライバルが多すぎるからなのですね。

商売の鉄則は『誰にも真似できず、かつ求められる商品やサービス』を売ることです。

借金すれば誰でも出店できるコンビニのフランチャイジーは、フランチャイザー(本部)のカモになりかねないのです。(全部が全部そうだ、とはいいませんが)

 

さて、この叔父様。コンビニ経営十数年間で何をしていたのかといえば……

バイトに店を任せ、真っ昼間から温泉に浸かり、パチンコをしておりました。

一昨年、いとこの結婚式で久しぶりに飲んだときは、もはやパチンコの話しかせず、若かりし頃はあんなに頭が回っていたのに、なんとも老けたなぁと思った次第です。

今回は、この叔父の暮らしっぷりを、引き寄せの法則に照らし合わせて考えてみましょう。

 

叔父は、毎日を気楽に過ごしていました。

フランチャイズとはいえ一国一城の主ですから、自由な時間も得られるし、朝から晩までびっちり店頭に立っていたわけでもありません。

パチンコ三昧で、真っ昼間から温泉に浸かっていたわけですからね。

さぞ、毎日を楽しんでいたことでしょう。

引き寄せの法則は『楽しい気持ちでいれば、楽しい出来事を引き寄せる』です。

にもかかわらず、叔父は経営危機という状況を引き寄せてしまいました。

なぜでしょうか?

 

答えは簡単です。

叔父は、本当に毎日を楽しんでいたのでしょうか?

そんなことはありません。

曲がりなりにも、バイト数人を抱える経営者ですから、「売上がさがったらどうしよう」とか「近所にライバルが出店したらどうしよう」とか、考えないわけがありません。

つまり、不安感から目を背けて、毎日を楽しく過ごしているふうを『装っていた』に過ぎないのです。

この現象、他人事だとすぐ分かりますけれども、自分事だとなかなか分からないのですね。

昔の人は大変的確に表現しています。

曰く『臭いものに蓋をする』

 

引き寄せの法則は『不安を感じてはいけない』といっているのではありません。

むしろ、不安感と真っ正面から向き合わねばならない法則です。

人間の不安感は、先々を考えることに起因します。先々のことを考え「今はなんとかなっているけど、3年後、どう考えても先がない」と考えること。そして先々の不安が現実にならないよう、今から行動を起こすこと。

これが『不安感に真っ正面から向き合う』ということです。

 

先々のことを考えると、とても不安になります。

でも引き寄せの法則は、この不安感に対しては反応しません。逆で、前向きな気持ちとして捉えてくれます。

何よりもまずいのは、蓋の中で、不安感を腐らせてしまうことなのですね。叔父のように『楽しんでいるふうを装う』ことなのです。

ここで言う『蓋の中』というのは『無意識下』ということです。

無意識が不安を抱えていること、これが最もまずいのです。

だから無意識に潜む不安感を、顕在意識に引き上げる必要があります。

それが『先々のことを考え、その不安を解決するために行動する』ということなのです。

 

それはあたかも、魔王に立ち向かう英雄のような姿です。

古今東西の物語は、人間の営みをメタ認知するために作られていますから、そのまま、人の行動規範になるわけです。

魔王が暗躍しているというのに英雄が毎日パチンコ三昧だったら……まぁ、ある意味おもしろい物語になるかもですが(^^;、世界は破滅ですね。

魔王たる不安を放置して、あなたも毎日パチンコ三昧だったら……人生が破滅です。

 

プラス思考とかポジティブシンキングとかは、頭の中だけの話ではありません。

前向きな行動を伴わせることによって初めて成立します。

頭の中だけで「今日もいい気持ちでいなくては」とか「落ち込んではダメだ」とか考えていても、いわんや叔父のように、不安に蓋をして表面だけ楽しさを取り繕っていても、良い出来事は引き寄せられないのです。

ときには歯を食いしばってでも困難に立ち向かう英雄のような姿。その姿こそプラス思考そのものであり、満足感・充足感・自己肯定感からよい気持ちでいることができ、結果、良い出来事を引き寄せます。

 

アリとキリギリスの話、覚えていますか?

夏に歌って過ごしたキリギリスは、冬には死んでしまいますよね。

でも、キリギリスは、本当に毎日楽しく暮らしていたのでしょうか? 「冬になったらどうしよう」という不安はみじんもなかったのでしょうか?

かたやアリは、汗水垂らして苦しみながら働いていたのでしょうか? 毎日せっせと働くことに、けっこう充足感を感じていたのではないでしょうか?

 

新年に入り、今年の目標を立てた人も多いかと思います。

目標に向かうことにくじけそうになったら、ぜひ、このアリとキリギリスの話を思い出してください。

 

追伸。叔父の話は、親戚の恥部なので忘れてください(^^;