引き寄せに大切な『いい気分』でいるコツは、嫌な気分を利用すること

引き寄せの法則は、
「いい気分でいればいい出来事が引き寄せられ、嫌な気分でいると嫌な出来事を引き寄せる」
という法則ですから、常にいい気分でいたいもの。

ということで今回は、いい気分になるコツをお伝えしていきましょう。

いい気分でいるコツとは、『嫌な気分を利用すること』にあります。

 

 

この世に不要なものなんて一つもない

大前提として、この世に不要なものなんて一つもありません。

不必要な人間も誰一人いません。

ということは『嫌な気分』にだって、何かしら必要性があったから存在しているということです。

だったらそれを利用しましょう、というお話。

 

遙か昔、人間がまだ本能に従って生きていた猿だったころ。

もしそのころ、あっちにライオンが見えてきているのに「ヤバイ! 逃げなきゃ!!」と思わなかったらどうなっていたでしょうか?

人類はとっくの昔に滅亡していたことでしょう。

真冬に「まずい! 暖めなくちゃ!」と思わなかったら、火を起こすことにチャレンジしなかったでしょう。

食糧不足に「もうこんなに飢えるのは嫌だ!」と思わなければ、農耕を始めるなんて考えもしなかったでしょう。

つまり嫌な気分がなければ、人間はとっくの昔に絶滅していたはずです。

ということは『嫌な気分』とは、人が進化成長するための原動力でもあるのです。

 

 

じっとしてても、ハッピーにはなれない

どうも誤解が根強いのですが、引き寄せの法則は、妄想に耽るだけでハッピーになれる法則ではありません。

普通に考えてみれば、ごく当たり前のことなのですが、例えば「宝くじが当たって嬉しい」とイメージしていい気分になって、本当に宝くじが当たると思いますか?

自分に正直になって考えてみると、心のどこかで、空しさを感じていませんか?

その空しさが本当の気分なのですから、それは当然、空しい出来事を引き寄せることでしょう。

宝くじに外れた、という空しい出来事を。

 

何かしらを引き寄せたい場合、それが「歌手になる」とか「社長になる」とか具体的な目標ではなく、「日々を充実させたい」とか「毎日を幸せに過ごしたい」とか、そういう漠然としたコトであっても、引き寄せには何かしらの行動を伴わせなければなりません。

行動を起こすから、思わぬ幸運を引き寄せるのです。

若かりし頃、ぼくは、借金を抱えて日雇い労働してたのですが、思わぬ幸運を引き寄せ、収入も大幅にアップし、借金も完済できました。(詳しくは借金300万円抱えたニートが飛躍した『引き寄せの法則』とは?にて)

ということは、引き寄せの原理原則から言えば、ぼくは日雇い労働中、さぞいい気分だったことになりますが──そんな状況で、いい気分でいられると思いますか?

いい気分なわけないですよ(^^;

借金返済のために歯を食いしばって、死にものぐるいで労働していたのです。

ニートからいきなり社会に叩き出され、最初は、気分が悪くて吐き気がするどころか、実際に嘔吐しながら日雇い労働をしていたものです。

お先真っ暗で、「ぼくはいったい何をやっているんだろう……」と超ネガティブで、社会から取り残されたかのような気分でした。

でも、そんな気分でも、幸運を引き寄せることはできたのです。

どうしてか?

いま思うに、嫌々でも行動を起こしたその姿勢は、嫌な気分でも姿勢そのものは前向きですから、前向きな出来事を引き寄せたと思うのですね。

つまり、いい気分でいるコツとは、どんな状況であろうとも、嫌々でも前向きな行動をすることにより、いい気分でいられる出来事を引き寄せ、よりよい明日になり、よりいい気分でいられるようになる──そんな好循環を生み出すことがコツなのです。

だから最初は、今が嫌な気分ならなおさらに、嫌々でも行動を起こす必要があります。

嫌な気分を利用して、『いい気分でなくても行動すること』が、いい気分になるための唯一のコツといってもいいでしょう。

なぜなら人は「がんばっている人」が好きなわけですし、好きな人を見ていればいい気分になれますし、それは自分自身にも当てはまります。

つまり「逆境でもがんばってる自分」だから、いい気分になれるわけです。

ぼくもそうやって、徐々に「日雇い労働も悪くない」と思い始めることによって、気分を変えていきました。

そもそもどんな行動でも、やっているうちに楽しみを見つけられるものですから。

 

感情は、行動の原点であり指針

引き寄せの法則に限らず、感情は何よりも重要です。

なぜなら、感情は行動の原点であり指針だから。

いい気分・嫌な気分を意図的に利用できるようになれば、『行動しよう』『努力しよう』『がんばろう』と意識せずとも自然に行動していますし、結果、それがあたかも「引き寄せた」と感じられるようになっていきます。

そして感情を意図的に利用するためには、たゆまぬ努力も長い訓練も必要ありません。

『感情とはそういうものだ』と知っておけばいいのです。

つまり今からお話することを知ってください。

そして忘れないでください。

それだけで、感情を利用できるようになり、行動によって引き寄せが促進します。

しかも、摩訶不思議なことに、そうやって事を起こしていると、本当に、思ってもみない角度から、まさに棚からぼた餅のように幸運が降ってきます。ほんと、これは理屈では説明できない不思議な現象ですね。

ただし、その不思議現象も、行動をしなければ発生しません。神様は、人事を尽くした者のみに幸運を与えてくれるのでしょう。

 

では感情を利用して、『幸運を引き寄せる行動』をどう起こせばいいのか?

 

人は生来怠け者ですから、本当は、食っちゃ寝してたいのです。犬猫のように。

ペットを飼っていると実感するのですが、犬猫は本当によく寝ています。ペットと暮らしている方であれば「わたしもこんなふうに寝てしまいたい」と思うことは、一度や二度ではないはず。

でも、人間にそれはもう許されていないのです。進化してしまったから。どうも、犬猫は体と脳の構造上、生きるためにそれだけの睡眠が必要だそうなのですね。熟睡することができないないようなので。

でも人間は、進化し『目覚めて』しまった。だからこそ、犬猫より圧倒的に繁栄し、彼らを従えることができたのでしょう。

 

人間を人間たらしめたのは、『心配』『不安』『恐怖』などの嫌な気分です。

犬猫より、寒さを心配した。飢えが不安だった。将来を考えるほどに、年老いたらどうなるのか怖くなった。

だから、行動を起こしたのです。

つまり行動の原点となるのは、嫌な気分なのです。

犬猫は『この瞬間、快か不快か』を感じることはできますが、『将来、快か不快か』を考えることはできないのです。でも人間にはそれができる。

だから嫌な気分にもなりますが、心配になったり不安になったりしますが、それでいいのです。

嫌な気分こそが、行動の原点であり、人間をここまで進化させたのですから。

つまり嫌な気分とは、あなたのお尻に火を付ける強力なエネルギーの一つなのです。背水の陣とはよく言ったものです。

重要なのでもう一度。

嫌な気分とは、行動のエネルギーに過ぎません。これを覚えておいてください。

 

嫌な気分でいるからといって、嫌な出来事を引き寄せたりなんてしません。

まずいのは、例えば以下のようなことです。

「やっべー。来月のカードの支払い足りないわ。どうしよう……」と嫌な気分なのに「でも引き寄せの法則があるから大丈夫。お金は降ってくるさ」といい気分を装うこと、これが一番まずいのです。自分を装うことが、悪い出来事を引き寄せる原因なのです。

というかもはや、引き寄せるとかそういうレベルの話ではありませんよね。そのままなら、支払い遅延でブラックリスト入りという最悪の事態は確定事項なのですから。

極端な例なので、皆さんは「そりゃそうだ」と思ってくれることと思いますが、でも「いい気分を装うこと」って、本当に、ぼくたちはやりがちなことなんですよ。もっと巧妙に、自分が気づかないレベルで。

 

だから、いい気分でいられないときは、焦りや恐怖をエネルギーにして、行動を起こしてください。

これは、『いい気分を装う』ことを回避するコツでもあります。

っていうか、嫌な気分であればあるほど、行動起こさないとまずいです。あっちからライオンが走ってきているのですから。

迫り来るライオンを目にして「オレは楽しんでるから大丈夫!」などと思っていたら、人生終了でしょう?

支払いが足りないことに気づいて焦ったら、貯金を切り崩すとか、日当バイトするとか、親から借りるとか、なんでもいいから行動を起こしてください。

そのための嫌な気分なのですから。

例えるなら嫌な気分は黄色信号ということです。もっと嫌な気分は赤信号ということです。

犬猫と人間の違いは、未来を予測できるかどうか、なのですから、予測した未来を事前対処しないなら、その日暮らしの犬猫と代わりありません。

 

では、いい気分とはなんなのでしょうか?

いい気分も、単なるエネルギーに過ぎません。

いい気分とは、いわばニンジンです。馬の目の前にぶら下がっているニンジン。

「あっちにいったほうが、より幸せになれる」という感じがあるから、人は前に進んでいけるのです。

つまりは行動の指針なのです。

例えば、昔の日本がそうでした。若い人はご存じないかもしれませんが……って、ぼくもバブル花盛りのころ社会人だったわけではないので親の姿を見て思うのですが、昔はそりゃあ、日本経済にみんな希望を持っていました。

「日本はもっとよくなる」と、誰もが信じて疑いませんでした。

だから車も家も、20年も30年もローンして買いました。だって、30年後も明るい未来が待っているから、年功序列で収入は今より増えているのが当然だから、お金を借りても大して不安じゃなかったのです。

日本全体がいい気分だったのですね。

まさに、目の前にニンジンがぶら下がっている状態です。馬は喜んで走ります。多少無理してもへっちゃら、そのギリギリ感も充実感に変換されて幸せなくらいです。

だから、「行動してる」「努力してる」なんて意識もないまま、とんでもなく行動が加速され、経済大国という地位を引き寄せたわけです。

でもいまは?

「35年ローンなんて組んだら人生お終いだよ!?」

ということで、世界でも類を見ないほど低金利であるフラット35を誰も利用しない。先々収入が減る可能性のほうが高いのに、数千万もの借金を35年も返済せねばならないなんて、どうひっくり返してもいい気分ではいられません。

いい気分でいられないということは、行動を駆り立てる、あの、「いても立ってもいられない! やりたくて仕方がない!」というエネルギーが得られない。

かてて加えて、多くの人は実家がありますから、実はそんなに嫌な気分でもない。いざとなれば実家で、家族みんなで仲良く暮らせばいいじゃないですか。どう考えても最悪の事態──ホームレスとか餓死とか、生命の危機にはなり得ないのです、この国では。

希望もないが、危機感もないという状況です。つまりエネルギーゼロ。

少々みじめな気分になるかもしれないけれど……なんと、日本中がみじめであれば気にならないのです!

いままでは正月にカニを食べてたけど、これからはカニ缶で我慢しなければならない、かもしれない。でもお隣さんも一緒。であればいいじゃない──ってな感じ。

そんなわけで、この国は「いい気分でもないけど、嫌な気分でもない」ということで、行動が促進されず、経済が成長しないわけですね。

ぬるま湯といえばぬるま湯ですが、飢餓や戦争に苦しむ国もたくさんある現在において、なんて幸せな国に生まれることができたんだろうと思います。世界規模で考えたら、ぼくたちはすでに勝ち組です。

 

飴と鞭、両方使う

つまるところ、いい気分も嫌な気分も、エネルギーに過ぎません。

例えるなら飴と鞭。

恋い焦がれる情動か、叩かれる苦痛か。

使い方は簡単です。そしてどちらも同じ。

イメージして、そこから喚起される感情を味わえばいい。

今がそこそこ幸せなら、飴を舐めればいい。より大きな幸せをイメージして、気分を高揚させ、情動を作ればいい。

今が不安や心配でいっぱいなら鞭を使う。なぜなら、どんなに飴を舐めても、現時点でツラいなら、そのツラいリアリティに飲み込まれて、飴の甘みなんて吹っ飛んでしまうからです。

だから逆に、もっと不安になるようなことを考えてみればいい。

不安で不安でいても立ってもいられなくなったら、行動せざるを得なくなります。

「あ〜どうしよう? この先不安だわぁ」と考えながらもとくになんの行動も起こさない人は、現時点では、まだそれほど不安ではないのです。

先を予測するのが人間の特技ですから、その漠然とした不安もいずれ現実となります。そしてあたかも「不安な気分でいたら不安な出来事が実現になった」かのように思えます。

でも真実は違います。あなたは、相当高確率な精度で、未来を予測できているのです。だから放っておいたら、実現するのは当たり前なのです。

そうならないためにも嫌な気分を先取りして、転ばぬ先の杖をつくのがいいでしょう。

 

お薦めは飴のほうなので、引き寄せの法則は『飴』をクローズアップしてますが、これはどちらかを選べるという話ではなく、いまこの瞬間のあなたの気分に左右されます。

いま落ち込んでいるのに、いい気分になんてなれませんてから。

無職で借金300万円作って日雇い労働していたぼくは、心底いい気分になんてなれませんでしたし。

だったら、その状況と嫌な気分を逆に利用して「絶対這い上がってやる!」と奮起すればいいのです。

奮起して行動すること。これがいい気分になるコツです。

 

さらには飴と鞭は使い分ける必要もありません。

「這い上がってやる!」と思ったら、そのすぐ後に、這い上がれたイメージを作りましょう。そしてそのイメージを味わいましょう。

逆境から立ち直って、悠々自適に生活できるようになったら、そりゃあもう素晴らしいですね?

鞭打ちながらも飴舐める、ということです。

ただその比率が少し違うだけです。いま嫌な気分のほうが強いなら、鞭が6割で飴が4割、くらいになるわけです、自ずと。

 

『引き寄せに大切な、いい気分になるコツ』まとめ

  • 引き寄せは行動によってのみ起こる
  • 感情とは行動のエネルギーに過ぎない
  • いま嫌な気分なら、より嫌な気分になるイメージを作って、行動を駆り立てる。その後、逆境を克服したイメージを作っていい気分になる。

以上『いい気分になるコツ』でした。ご参考になれば幸いです(^^)